待つこと。

みんなに伝えたいことたっくさんあるのに、伝えてなーーい!ってことで、
去年の7月の日記を振り返って投稿しまーす!(これから時差投稿いっぱいするよー。)

去年の7月、
出張サンバステーション松浦照子さんが、沖縄県久高島の妊婦さんのお産を担当されました。私は、そのサポートに入らせてもらったんですよ。
県をまたいで、助産師が交流しながらお産をサポートするのも楽しいなぁ~と
お産の先輩でもある照子さんと語り合い、笑って、遊んで、意見交換して、交じり合って、
チームとしての肌のすり合わせもたくさんしました。

お一人目のお産が、37週0日だったので今回も早いかな~の予測のもと、
産み月には準備万端、いつでもどうぞ~の状態でお待ちしていたんですが、
(私はやや鼻息荒くなってたはず。笑)

こないんですよね~~。あかちゃん。

島でずーーっと待ってる照子さんから
「暇だーーー。どっか行こう!」と、誘われたの数回。
森に行ったり、海に行ったり。
私たちのテンションは、凪。。。
待つしかないもの。。。

語り合いの中で、照子さんが揺れる気持ちを吐露していて。
「こうなったらどうしよう。と不安にもなるよね~、逸る気持ちもあるしね~。
それを静めて、ただ待つ事だからねー。」と話してて。

先輩助産師の照子さんも一緒なんだなーという事に、
ふと力が抜けて、
わたしに足りないことばかりを考えがちだったけれど、
どんなに経験を積んでも、

やるべきことは、
準備を万全にして、自分と向き合い整えること。
それをちゃんとやってるから大丈夫だよ、
と自分にも言えた。

照子さんと一緒に待つ中で、
すっと背筋が伸びて、
先輩助産師照子さんだけではなく、仲間になれた気がした。
淡々と待つしかないのよね。
不思議だけど、待つこちら側も鼻息荒く赤ちゃんの誕生にぎゅっと集中してると、
なかなかお産って来なくって。
妊婦さんへの注意を抜いてみたり、別の事やったりしてる時に
ふと、来たりするんことも少なくないんだよねーー。

そうやって、どうやったって。待てば赤ちゃんは生まれるんだ。
以下は、私のそのお産後の記。
無事のご安産ありがとう。

ずんずん降りてくる赤ちゃん

神通がくるたびに
その大きな力を受け入れようとする自分と
もうだめ、いやだ!と抵抗したくなる自分もいて、気がどこかに飛んでいきそうにもなった。

大丈夫。生まれる。

という言葉に、ハッとなって。
私は、自分の力で生きること、生むこと、この子の母になることを選択する!と心の中で思った。そしたら、生まれてきたよ〜。

そう話していました。

覚悟を決めた女性は
自分から服を脱ぎ
真っ裸になって

自分の胸に我が子を抱き寄せた。その瞬間の写真。

恍惚としたこの表情。

女性が、内在する力を発揮した時
光り輝く。

それを目の当たりにすると。

この誕生の場を
守りたい。

と思うのです。

           2024年7月

出張さんばステーションぎのわん クバの葉助産院
橋本 恵里子
クバの葉助産院 橋本恵里子

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