少し前に友人の紹介で剣術の稽古の見学に行った。
その時始めて、柳生新陰流の剣術を目にして自分自身の背筋がピーンと伸びて目が釘付けになった。
剣術なのに無刀流という刀を使わないで克つ。「切らない。切らせない。結局不安や恐怖や殺気などの心の状態を感じ取る。心の問題になるんです。」と話して下さった。刀の動きを察知して、わずか数センチ動くだけで切られない動き。
昔々お侍さんがいた頃の日本の香りがする人。日本人の何かを思い出す人。
7月1日に甲斐駒ヶ岳の開山式に参加させて頂いた。そこに三好さんが来られていて、思わず、キャー!三好さん!ファンなんで!と一緒に写真を撮らせて頂いた。
カッコ悪いからマスクとるね。とマスク外してるところ。横手駒ケ岳神社のお掃除中。
竹箒がなぜか剣に見えてしまう。こういう姿を私はカッコいいと思う。
昔の日本人は腰に全て下げていたんだよ。と左からカメラ・煙草入れ(中には塩)・足袋・スマホ・刀に見えるのは鹿の角のキーホルダー(印伝の布を使って自分で縫っていた)・ペットボトル・軍手。
服装は、綿の上着を片袖抜いて、下に麻の上着を着ていて、半身づつ出しているカッコ良さ。立ち姿が美しく力強い。
少し前には、20㎏の甲冑をつけて馬に乗った姿を撮影されたらしい。そんなことできる人が現代にまだいるんだ!と思うとなぜか嬉しくなる。
日本人は腰(腹)から動く重心の低い文化。
日本人として薄っぺらくなっている自分をまざまざと見る。
かつての、いつも作務衣を着ていた吉村正・産科医師を思い出す。
「ご懐妊おめでとうございます。立派な日本人を産んで下さい。」と妊婦さんにおっしゃっていた先生の言葉を思い出した。桜が大好きでホタル見物も好きで・・・。
日本という国に産まれた私は、日本というそのものにとても興味が湧く。
日本女性ならではのお産があるはず。
美しく凛とした日本の女性でいたい。なあ~
出張さんばステーション日野春☀松浦助産院
松浦照子