「お産はおまけ」と口にした女性の出産物語①

自宅出産を希望され相談に現れた女性。ほぼ即決で決められて妊婦健診が始まった。
聡明な彼女は仕事もバリバリこなす切れ者のOLだったそう。今はそのバリバリ仕事は辞めてご自分で会社を立ち上げでいる。かすかにバリバリ働く切れ者の残り香が感じられた。

さっそく彼女のためにさんば~ずを結成。坂本こずえさんばと平岩習子さんば。坂本こずえさんは助産院Peekabuuの院長。ご自分でも助産院を経営しながら「一からお産を学び直したいので研修させて下さい。」と。その心意気に感動。

近所の「マウンテンマウンテン」でランチミーテイング

ガパオライス

エビせんべいとサラダとピクルス

チャイとチョコアイス

そんなこんなで妊婦健診が始まる。健診中、手に触れている平岩習子さんば。

妊娠中期で原因不明の出血が2回あり、急遽医院受診。前回のお産のことも色々思い出し確認作業が始まる。この時点で自宅出産は断念しOpenシステム出産に切り替えることに私は決断。しかし、彼女がこれを受け入れるには時間がかかる。

「ベルトコンベヤーのように進められるのは嫌!」そう簡単にスムーズに受け入れられるものではない。

医院に2週間の猶予をもらい、じっくり丁寧に自分自身の中で落とし込む時間をとった。
2週間後健診でお会いした彼女はなんだか憑き物が落ちたようにすっきり爽やかなお顔。

「お産はおまけ」かも・・・とポロッと口にした彼女。ご自分でも「あれ?あんなに拘っていたのに」するりと抜けている。一同大笑い

お家の中もなんだか軽やかな空気が流れ笑いが溢れる。

ご主人も楽そう。みんなが楽そう。

お産前にここまできたら「安産間違いなし!」という気分に全員がなる。しかし、油断大敵。お産準備は念入りに。あらゆることを想定し保険(自己血採取)まで掛けて、ご家族・ご両親・さんば~ず・医院スタッフみんなが応援の中でお産を迎える。

出張さんばステーション日野春☀松浦助産院

松浦照子

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