お産の時には
「鼻からスイカが出る」ほど痛いらしい(絶対そんなことできないから、その痛みを知ってる人なんていないはずなのに
「障子の桟が見えなくなる」ほど痛いらしい(これは一理あり)
こんな噂で多くの産む人がビビってしまうのがお産の痛み
でも、
「お産の痛みは全然耐えられるのに、1歳のおこちゃんにパチンと叩かれた方が泣いちゃうくらいに痛い」なんて言う女性もいる
「あぁ、何人でも産みたい」と言う女性もいる
お産の痛みとは本当に不思議だなぁと思う
「障子の桟が見えなくなる」のは、確かにそうだと思う
なんでも知ってるAIさんに聞くと、
「陣痛の痛みが非常に激しく、苦しくて視界が霞んでしまうほどであることを表現する比喩表現です。これは、昔から母から娘へ語り継がれてきた、出産時の苦しさを伝える民間の表現です。」
と教えてくれた
お産の時には、体内から脳内麻薬とも言われるエンドルフィンが分泌される
癌の時の耐え難い痛みの時に使う麻薬量の何百倍もの量の脳内麻薬が分泌されて、お産の痛みを自分自身で緩和しようとする仕組みが女性には備わっている
スゴイ
だから、陣痛と陣痛の合間に吸い込まれるように眠りについたり、幸せそうな表情を見せてくれる産婦さんにはしょっちゅう出会う
だからうっとりして障子の桟なんか見えるわけがないんだろう
痛みを忌み嫌うことは悪いことではないと思う
でも、この脳内麻薬の多幸感・幸福感がたまらなくてまたお産をしたくなる女性もいる
その心地よさって・気持ちよさってどんなん?
お産でしか味わえないこの感覚を味わってみたいと思ってみるのもいいんじゃないかなぁと思う
後輩がお産した後に、「私が感じたお産の痛みはこの文章が表現してくれている」とこの文章を紹介してくれた
自分自身の新しい力なんだ

お産の痛みを感じることで、新しい力を得ていく
それがこれからの子どもとの暮らしの力にもなっていくんだと思う
そしてその力をいつも分けてもらってるから、産婆は元気に過ごせるんだと思う
色々考えることもあるけど、やっぱりこの生理的な営みであるお産を守っていきたいと思う