自宅出産を依頼されたけど、血液検査結果で病院での出産になった方の話。
最初病院出産に抵抗あった彼女は、先輩お母さんで同じような方の話を聞く機会があって、病院での出産を受け入れとにかく安産に向けてできることを一生懸命やった。 彼女の自宅・庭の木
病院での妊婦健診+安産アドバイスで我が家に1回、彼女宅に1回伺った。
「安産アドバイス」
1回目は、安産に向けてできることなど。実際に体ほぐしをして静かに横になっていると彼女が「わかった!お産の時もこの感じのリラックス・空気感なんですね。」とピンとくる勘が素晴らしい。
2回目は出産直前だったので、呼吸のこと・病院に行くタイミング・おっぱいのことなど。一緒に呼吸したりしながら、体勢のことなども話す。
そして、お産が始まった。 電話があって「いつ病院にいったらいいかわからない。夜中に行ったけど返された。見に来てほしい」
自宅に伺うといい感じで陣痛の波に乗っている。静かな空気が漂い、ご主人もそばにいて幸せな雰囲気。発作終わると体を緩め「しあわせ~♡なんだかしあわせ~♡もうすぐ会えるね~♡」と幸福感に包まれている。
診察にて「5~6cm,発作で多分7~8cm開いてそう」
「今病院にいけばちょうどいいよ~。すばらしい~。うまれるよ~。」と夫婦を送りだす。
ほどなくしてご主人から電話「ついてすぐ生まれました~!超安産です。」
すごい!すごい!
病院から退院して伺い、病院でのいろんな経験を話し、ひたすら聞く。「赤ちゃん可愛い~!」
次、1か月健診で伺う。本来なら病院での健診だけど彼女が必至で病院の方に訴えて自宅での健診を勝ち取った。「病院での健診を薦められたけど、私は何も異常なければここで見てもらいたい。私にはそういう権利もないんですか?」と詰め寄ったらしい。彼女のそのパワーにも感服。病院の方の前例のない柔軟な対応にも感謝。
ゆったり体ほぐししながらいろんな話しながら約2時間の1か月健診。「1か月健診自宅で勝ち取ってやっぱり良かった~」と彼女の一言。
一か月健診でご主人に抱かれて光に包まれながら眠る子
その後、乳腺炎なりかけで再度訪問。
色々聞いているとどうも梨を食べすぎたのが原因らしい。おっぱいの匂いもいつもと違っていて納得。自分色々探っていきながらある結論自分で達していく。私はひたすら聞いていくだけで自ずとどうすればよいかが導き出されてくる母の勘はやはり凄い。
←赤ちゃんと一緒にいるお部屋の感じ。
外にはおむつが「きれ~「」に干してあり太陽をサンサンと浴びている→
乳腺炎なりかけは1日で軽快!!素晴らしい自然治癒力・回復力。赤ちゃんがいっぱい飲んでくれたお・か・げ。ありがとう♡
お産には立ち会わなかったけど、彼女の要望に応えていたら結果的にこうなった。 こんなカタチの継続ケアもあるな~と実感。
出張さんばステーション日野春松浦助産院 松浦照子