北海道 アイヌの祈り人 アシリ・レラさんによるユーカラ(語り)
11月17日8日14時~16時 白州ベルガ ガラスのホールにて
アシリ・レラさんにお会いしたのは、昨年4月。北海道の二風谷にお住まいのアシリ・レラさん宅でのお祈りの会に参加させて頂いた。「お産の時に使いなさい。」と頂いたマタンプシ。
ユーカラとは夜暗闇の中で、みんなで囲炉裏の火を囲みながら語られる物語。
今日は昼間だったけど、とても集中して物語の中に入り込んで聞き入ってしまった。
彼女の口から静かに語られる言葉の力に深く魂が震え喜ぶ。「人間として人間らしく生きよう。大切なことはみんな仲良く、良いことをしよう。」といたってシンプルな教え。単純だけど大切な真理。
18日予定日の妊婦さんも「今日は私へのプレゼントの日」とひとりで参加。ゆっくり自分自身とともに過ごす豊かな時間。最後にアシリ・レラさんにお腹にふれて頂きニコニコの妊婦さん、艶のある美しい顔。
午前中からアイヌ刺繍の会にも一緒に参加。
アイヌ刺繍を教えて下さった女性の一言「インドのマスター曰く、妊娠生活では日常のことはせず、霊的な成長のことのみに専念する時。」と伝えて下さる。
刺繍する時大切なことは「美しく心地よい心で刺繍すること。」
私は妊婦さんが産後に使う腰巻に刺繍をしたく腰巻を持参。腰巻は麻布で裁縫の得意な超安産の女性が縫って下さったもの。
お産を待つ間、妊婦さん達のこと、未来の子供たちのことに想いを馳せながら、少しづつ刺繍する静かで豊かな時間。出来上がりが楽しみ。
出張さんばステーション日野春・松浦助産院 松浦照子