彼女の旦那さんは静岡でお仕事があり
36週頃から夫婦は離れて暮らしていました
”なんだか寂しい”
そんな彼女の思いを聴いて
岐阜へ呼んじゃえ!!!と産婆たち
彼女は旦那さんに思いを伝え
旦那さんは岐阜へやってくることになりました
そして、旦那さんが岐阜へ来る予定の日
陣痛さんはやってきました
お昼にたくさん歩いてなんだか夕方から不規則にお腹が張る
と連絡をいただいたため
私は息子のご飯やお風呂、寝かしつけを済ませる
ちょうど全てが終わったときに
彼女から再びお電話
電話越しの声はなんだか痛そう
私はサポート助産師やカメラマンさんにお電話し
彼女のご自宅へ向かいました
まだ旦那さんは到着されていない
彼女は布団に横になり痛みを感じながら過ごし
お母さまはリビングで彼女を気にかけながら過ごす
痛みがあるけど上手にお付き合いされていました
そして旦那さんは日が変わる前に到着
とても嬉しそうな彼女
そこから少しずつ陣痛さんは強くなりました
ご自宅では旦那さんが寝たり起きたりしながら
彼女の手をマッサージしたり寄り添ったり
そんな夜を過ごしましたが、
明け方にぐっどちゃんから苦しそうなサインあり
彼女と相談しクリニックへ移動しました
クリニックでは横向きになったりトイレへ行ってみたり
色々な姿勢で過ごす彼女
クリニックの方が今回は特別に許可をくださり
彼女が産まれた時に写真を撮ってくれた
松永ちえみさんも入らせていただきました
クリニックの皆さま
本当にありがとうございました
彼女が居て欲しいと思う人が傍にいて
ぐっどちゃんの安全も護られる環境の中
満月の日の干潮の時間
彼女も産まれた時間
無事にぐっどちゃんはこの世にお越しになりました
最後、子宮の入口が全部開いたと聞いてから
ぐっどちゃんと繋がれた、不思議な感覚だった
彼女が産後に伝えてくれた言葉
自分の心を大切にし思い切り表現していた彼女
元気に産まれてきてくれたぐっどちゃん
最後まで彼女に寄り添っていた旦那さん
娘を信じ傍に寄り添っていたお母様
皆さんあっぱれ!!
本当に本当におめでとう!!
出張さんばステーション長良川もえ助産院 樋口萌子