ばいばい おっぱい

読んでいただきありがとうございます。

おっぱいが詰まっては、何度か訪問していた方から、2年ぶりにお電話がきました。

2才4ヶ月になり、おっぱいをバイバイしたので、ケアの依頼でした。

ケアを終えたら、最後にお母さんへ「母乳育児修了証」をお渡しています。

これは、助産師で自然育児相談所の所長だった恩師の山西みな子先生から学んで、今も続けていること。

私が昔、あるお母さんに母乳終了証書を読んでいると、「読み方がなってない」と先生に叱られました。

心が込もってないと…。

その時はびっくりし、意味もよくわからないまま、もう一度丁寧に読んでお渡ししました。

母乳ケアの技術ばかりに気を取られ、必死になっていた若い頃。

今、終了証書を読んでお渡しするたびに、山西先生を思い出し、伝えたかったことを感じます。

口ぐせのように、「痛いおっぱいケアをするのは暴力。やらない方がまだいい」と言っていたこと。

他の助産院で痛いおっぱいのケアを受けたと聞けば、その助産師に電話をかけて、「あなたうちに研修に来なさい」と言う強さ。

育児疲れで泣いてるお母さんがいると、「あんたには、これが一番」と抱きしめている愛深さ。

どこまでもお母さんと赤ちゃんの味方だった。

多くの先輩方から学んできたこと。

次世代に伝えていく時期になってきた…

私が今、出来る精一杯をやっていこう。

たかせ助産院

高瀬洋子

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