4月21日出産ケア政策会議 最終報告会
ニュージーランド助産師会前事務局長 カレン・ギリランド女史 招聘講演 佛教大学にて
「女性と助産師は、どちらも自律的な助産サービスが必要です。」と題して講演が行われた。ニュージーランドでの具体的な助産モデルの仕組みと、仕組みを創りあげるまでのプロセスを丁寧に話して下さった。
「看護」と「助産」の違い。このことがハッキリわかれば多くのことが変わる。本来、助産は医療ではない。
「女性とともに」「女性のために 」助産師は存在する。女性のためにというスローガンで女性と助産師がスクラムを組めば大きな力になる。勿論男性達のサポートも必要。
その後は、出産ケア政策会議のメンバーによる「絶滅危惧種になりかけている助産師」の寸劇に胸がキュンとなる。
以下メンバーから5つの発表。
①My助産師制度とは ②病院でのMy助産師に取り組み③オープンシステムの助産実践④川西市での継続ケアの取り組み⑤助産院での新人教育
私は③で発表させて頂いた。最初に巫女衣装のユニフォーム紹介。
ウクレレで歌も歌った。皆の手拍子に熱いエネルギーを感じた。
懇親会でもさらに一人一人と熱い語らいがあった。特にカレンさんを交えて助産師会と看護協会の違いや、組織を強くする戦略とか、「女性のために」で皆が一つになることや、具体的な行動レベルでのアドバイスが有難かった。
私が一番興味を持ったことは、カレンさん自身が変化を起こすエネルギーの源になっているのは何か?ということ。伺ってみると、17歳でお産 をして何もわからないまま、十分なサポートも受けられず、うつのようになっていた時期があったこと。この体験です。と話して下さった。自身の体験から沸き起こるエネルギー。女性である一人一人が自分自身のこととして感じると、自ずと力が湧きだす。
一人一人が、人ごとでなく自分自身のこととしてリアルに感じる。それが原動力となる。
つづく…
出張さんばステーション日野春☼松浦助産院 松浦照子