全力集中できるお産

今回関わらせていただいた産婦さんは                          性教育を届ける活動を一緒にしている ここいくメンバーの娘さんでめいちゃん

めいちゃんのことは子どもの頃から 知っていて

私の知ってるめいちゃんは ふわっとしたかわいい雰囲気で                                             我が家の娘たちも小さい頃めいちゃんに遊んでもらった

結婚してからは遠くに住んでいて                             めいちゃんから妊娠したと連絡をもらい                        マイ助産師として継続して関わらせてもらうことになった

電話やラインで連絡を取り合い色んな話をした                                 ふわっとした雰囲気の中に自分のことだけでなく周囲のことや                          色んなことを考える繊細なところや 自分で決めたいという確かな意思がある       柔らかな雰囲気なんだけどしっかりとした自分がある

妊娠中からめいちゃんの思いを聞き どうしたいのか?を決めていく

お産について話をした時「不安がなく産める」ことが                                    めいちゃんが一番大切にしたいことだった

予定日も満月の日も過ぎて 前駆陣痛も通り過ぎて 本陣痛がやってきた!                                電話の様子と今までの経過から進行が早いかも?と判断して                                           産後の方の健診に向かっていたのだけれど 延期してもらってめいちゃんの実家に向かう

実家についた時には痛そうだったけれどまだ余裕があって進行具合を確認するために     内診をしたいと伝え 診察をしようとしたら 「無理!無理!」と 内診できず

その後、痛みはドンドン強くなり 痛みの場所や痛がり方から赤ちゃんの骨盤への入り方が上手くいってないのかも? と考えて骨盤の体操を促してやってもらおうとしたのだけれど              痛みがやってくると「無理!無理!」となかなかできず

そんな中でも陣痛は良い感じで強くなって

早めにゆりかご助産院に移動することを決めて移動する                                               ゆりかごに着いてから陣痛はドンドン強くなり  陣痛がくると全身に力が入る                        そして、とにかく「お尻をずっと押さえて欲しい!」

めいちゃんは陣痛の波に 全身全霊で身をゆだねていて

私は陣痛の邪魔をしないように 陣痛の合間のリラックスをそばで見守り                           ひたすらお尻を押さえる

遠くから駆けつけてくれたパパは めいちゃんの手をずっと握ってくれている        私は肛門から一時も手が離せない

めいちゃんは陣痛に全力集中

波のようにやってくる陣痛を乗り越えて「ウンチ出したい」がやってきた

「じゃあ、トイレに行ってみる?」 この提案には素直に同意してくれて            陣痛の合間に何とかトイレまで歩きトイレに行ったら赤ちゃんの頭が見えてきている!

初産婦さんの場合 便がしたい感じがあって息めるようになってから                    およそ2時間ぐらいかかって 膣から赤ちゃんの頭が見えるようになるのだけれど

めいちゃんのお産は とにかくパワフルで!全力集中で!

自分の体と心が感じるままに やりたいように

自分と赤ちゃんの産み生まれる力を最大限に出し切り                   赤ちゃんはするりと生まれてきた

めいちゃんのお産を終えて

継続ケアをしていなかったら お互いの信頼関係が築けていなかったら

ぐんぐんやってくる 赤ちゃんのエネルギー                       それに応えるようにお産に集中してる                         めいちゃんの体と心と お産の流れを邪魔をすることなく                   ここまで自由にやりたいようにサポートすることができただろうか?

「もっと力を抜いて」とか「こうしたほうが良いよ」                               など余計な指示を出していたかもしれないなぁ

継続した関わりがあるからこそ                              お互いを信頼できてお産に全力集中できるのだと思う

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