僕は36週4日で産まれた。
僕のベストタイミング。

母のお腹の中を楽しんだ。
みんながお腹に耳を当てて僕の心臓の音を聴いてた。
夏のキラキラした太陽を浴びて庭もお家も全てが輝いてた。
夏の終りには、みんなで産まれる時の練習をしたんだ。なんだか本当みたいだった。



お父さんはとても優しく僕に触れてくれてたよ。
臨月前にはお父さんのお母さん、みどりさんも来てくれたよ。みどりさんは産婆照子さんのお友達で、お母さんに照子さんを紹介してくれたんだ。

36週と4日に入った夕方、何だか「もう出よう!」って思った。お父さんが照子さんに電話。照子さんは臨月前で実家の岡山に帰省中。サポート産婆の児玉なな絵さんを僕んちに送ってくれた。
なな絵さんが来てくれて皆が安心したよ。僕が産まれるまでずっとそばにいてくれた。
僕としてはベストタイミングだったんだけど、早産ということで病院で産むことになったんだ。病院の中でもベストなスタッフが揃っていて母の希望はほぼ全て叶えられた。
それは母が希望を口に出して伝えたから。
母は、「なな絵さんいかないで!そばにいて!」と彼女をしかと握り離さなかった。
僕が産まれたときも、「この子を私の胸に下さい」「私の胸に!」と懇願した。
そして次の日にはお家へ帰れたんだ。照子さんが自宅で待っててくれた。みんなに大歓迎されてお姉ちゃんは最初離れたくなくて一緒に寝てたよ。
トイレに行くのもお父さんがお母さんを抱っこして連れていってたよ。
行き。

帰り。

2日目からはみどりさんがお手伝いにきてくれて、美味しいご飯食べてお母さんも僕もご機嫌。おっぱい一杯飲んで体重スクスク増える。

お風呂は檜のバスタブ?が準備されてて超快適。「いい香り~」に包まれた。

お父さんが丁寧に入れてくれたよ。お兄ちゃんも手伝ってくれた。「気持ちいい~」「母のお腹の中に戻ったかと思った」
僕の顔を眺めるお父さんと目が合うと「じ~ん」とくる。全てを受け取ってくれてるのが伝わってくる。僕と目が合うとみんなそんな風に感じるみたい。

「僕の誕生にまつわるはなし」につ・づ・く・・・。
出張さんばステーション日野春☀松浦助産院
松浦照子
