お産を待つ

担当の妊婦さんが、産み月に(37週)に入りました。

言葉数少なく、控えめな女性ですが、芯の強い方だとここまでの
お付き合いで感じてきました。
軽やかに働きながら、楽しく元気に妊婦生活を過ごされていました。

でも、そんな彼女にも、家族とぶつかり、爆発して、
心揺らぐこともありました。

妊婦の心は揺れ動く。

そうやって自分の心に目を向けて、
内観させるようにしているんじゃないかと私は思います。
いつもと違って、
自分の心が繊細で、正直。
そして我慢できない。
その心が、赤ちゃんと自分を守ろうとしてるんだと思うんです。

そう話すと、硬くなっていた彼女はこれでいいんだと思えたみたい。
次の妊婦健診には、すっきりさわやかな表情。
不思議と浮腫んでた身体も軽くなっていた。

やっぱり心と身体って繋がってるんだよね~。

家族みんなで、安産準備会も開催。
お産の練習をしたり、おなかの中の赤ちゃんを感じてみたり、お姉ちゃんの赤ちゃんの時の写真をみたり。いのちの誕生の神秘をみんなで感じました。
「わたしのあかちゃん!」と何度も言うお姉ちゃん。こうしてあかちゃんの心臓の音を聞いて、感じています。

お産チームとも、ミーティングと緊急時の対応のシュミレーションを重ねて、ランチの回数も重ねて(笑)息があってきた。
チームとは、共に美味しく心地よい時間を過ごす。それが、チームワークを整える秘訣なのでございます。

先週の妊婦健診では、

「準備が整った感じがします。うん、大丈夫。」

と妊婦さんがおっしゃいました。

うんうん。
あなたがそういうなら、大丈夫。
後は、赤ちゃんを待つだけ。
赤ちゃんを、感じて。
自分のからだの力を感じて。

待つだけ。

わたしも静かに待っています。

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